ゴロスカ

狂人に相応しい終わりを迎えるまでの記録

もう静かに眠らせてあげよう。ずっと苦しみと悲しみばかりの人生で、最後の最後まで地獄の苦しみと悲しみで、それでも最後まで精一杯闘って、やっと眠れるようになれたのだから。母が息を引き取った時、弟はやっと眠れるようになれたね、と静かに声をかけていた。癌の苦しみで10ヶ月近くまともに眠れてなかった。入院中も在宅介護時もずっと横になって眠れなかった。ずっとベッドに座ってほんの数時間うつらうつらするだけ。きっともっとずっと前から安眠できた事なんてほとんどない人生だったと思う。弟の言う通り、やっと静かに安らかに眠れるようになれたのだ。だからもう静かに安らかに眠らせてあげよう。自分の感情も記憶もなくなってしまえばいいのにと今でも思うけど、やっぱり静かに安らかに眠ってほしいから、目と耳と口を塞いで最後までなんとかかんとかやるよ。自分を変えるのはもう意味ないし、気力も残ってないし、それは自分1人では出来ない。どっちも嫌だねは流石にないから、貝になって安眠を妨げないように。